CanonのEF100mmマクロレンズは、長年にわたって多くのカメラマンに愛されてきた中望遠マクロレンズです。
100mmという焦点距離は、花や昆虫、小物などのマクロ撮影だけではありません。
ポートレートや商品撮影などにも使いやすく、1本で幅広い撮影に対応できるのが魅力です。
この記事では、歴代EF100mmマクロを一覧で紹介し、スペック・特徴・中古価格・用途別のおすすめまで分かりやすく比較します。
※今回の記事では「EF100mm F2 USM」はマクロではないので除外しています。
Canon EF100mmマクロレンズは全部で何種類?
CanonのEFマウント用100mmマクロレンズは、主に以下の3種類です。
- EF100mm F2.8 マクロ
- EF100mm F2.8 マクロ USM
- EF100mm F2.8L マクロ IS USM
いずれも最大撮影倍率1.0倍(等倍)に対応しています。
初代から2代目、そして3代目のLレンズへと進化するにつれて、AF性能、描写性能、操作性、手ブレ補正などが大きく向上しています。
歴代 Canon EF100mmマクロレンズ一覧
| 発売年 | レンズ名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1990年 | EF100mm F2.8 マクロ | 初代100mm等倍マクロ |
| 2000年 | EF100mm F2.8 マクロ USM | USM・インナーフォーカスを採用 |
| 2009年 | EF100mm F2.8L マクロ IS USM | Lレンズ・ハイブリッドISを搭載 |
EF100mmマクロシリーズ比較表
| レンズ | 開放F値 | 重量 | 手ブレ補正 | 最大撮影倍率 | おすすめ | 中古価格の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| EF100mm F2.8 マクロ | F2.8 | 約650g | × | 1.0倍 | オールドレンズ・コレクション | 約1〜2.5万円 |
| EF100mm F2.8 マクロ USM | F2.8 | 約600g | × | 1.0倍 | コスパ・マクロ撮影 | 約2.5〜4.5万円 |
| EF100mm F2.8L マクロ IS USM | F2.8 | 約625g | ○ | 1.0倍 | 本格マクロ・仕事撮影 | 約7〜9万円 |
※中古価格は2026年時点の目安です。商品の状態や付属品の有無、販売店によって価格は変動します。
それぞれの特徴
EF100mm F2.8 マクロ
- マウント: キヤノンEFマウント
- 焦点距離: 100mm
- レンズ構成: 9群10枚
- 絞り羽根枚数: 8枚
- 最短撮影距離: 0.31m
- 最大撮影倍率: 1.0倍
- フィルター径: 52mm
- 質量: 約650g
- 発売日: 1990年4月
- 当時価格: 72,200円
- Canon初のEF100mm F2.8等倍マクロとして登場
- レンズ単体で最大撮影倍率1.0倍を実現
- 昆虫や草花などのクローズアップ撮影に適した設計
EF100mm F2.8 マクロ USM
- マウント: キヤノンEFマウント
- 焦点距離: 100mm
- レンズ構成: 8群12枚
- 絞り羽根枚数: 8枚
- 最短撮影距離: 0.31m
- 最大撮影倍率: 1.0倍
- フィルター径: 58mm
- 質量: 約600g
- 発売日: 2000年3月
- 当時価格: 82,000円(ケース・フード付き)
- リングUSMによる高速・静粛なAFを実現
- インナーフォーカスを採用し、レンズ全長が変化しない
- 3群フローティング方式により、無限遠から等倍まで高い描写性能を実現
EF100mm F2.8L マクロ IS USM
- マウント: キヤノンEFマウント
- 焦点距離: 100mm
- レンズ構成: 12群15枚
- 絞り羽根枚数: 9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離: 0.3m
- 最大撮影倍率: 1.0倍
- フィルター径: 67mm
- 質量: 約625g
- 発売日: 2009年10月
- 当時価格: 120,000円
- Lレンズならではの高い描写性能
- ハイブリッドISによる手ブレ補正を搭載
- マクロ撮影だけでなくポートレートや商品撮影にも使いやすい
100mmマクロの「等倍撮影」とは?
EF100mmマクロシリーズの大きな特徴が、最大撮影倍率1.0倍(等倍)です。
等倍とは、実物10mmの被写体をセンサー上にも10mmの大きさで写せること。
そのため、小さな花や昆虫、アクセサリーなどを大きく写すことができます。
初代EF100mm F2.8 マクロから、3モデルすべてが等倍撮影に対応しています。

100mmマクロは何が撮れる?
100mmマクロは、単純に「小さなものを大きく撮る」だけのレンズではありません。
中望遠レンズでもあるので、当然風景や奥行きのある写真なども撮れます。
花・植物
花びらや葉、雌しべなど、肉眼では気づきにくい部分まで大きく鮮明に写せます。


昆虫
100mmという焦点距離のおかげで、被写体に極端に近づかなくても撮影できます。
また、USMというモーターのおかげで音や振動は最小限になります。

商品・小物
物撮りやアクセサリーなどの撮影にも向いています。

ポートレート
100mm F2.8は中望遠としても使いやすく、背景を整理したポートレート撮影にも利用できます。

歴代100mmマクロレンズの進化
- 1990年EF100mm F2.8 マクロ
初代では等倍マクロという基本性能を確立。
- 2000年EF100mm F2.8 マクロ USM
2代目ではUSM、インナーフォーカス、フルタイムMFなどを採用。
- 2009年EF100mm F2.8L マクロ IS USM
そして3代目ではLレンズとなり、ハイブリッドISやUDレンズ、防塵・防滴構造などを搭載しました。
約20年の間に、「マクロ撮影ができるレンズ」から「プロの仕事でも使える高性能マクロレンズ」へと進化していきました。
まとめ
CanonのEF100mmマクロは、1990年の初代モデルから2009年のLレンズまで、3世代にわたって進化してきました。
特にEF100mm F2.8L マクロ IS USMは、等倍マクロだけでなく、ポートレートや商品撮影などにも使える万能性が魅力です。
私も長年愛用している一人です。このレンズの魅力はファインダーを除いた時に初めて感じる世界です。花や昆虫などをマクロで見た時の感動は今も忘れていません。






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