カメラやレンズを調べていると、「大三元レンズ」という言葉を目にすることがあります。
大三元レンズとは、一般的に開放F値がF2.8で統一された、広角・標準・望遠の3本の大口径ズームレンズを指します。
CanonのRFマウントでは、以下の3本が大三元の代表的な組み合わせです。
- RF15-35mm F2.8 L IS USM
- RF24-70mm F2.8 L IS USM
- RF70-200mm F2.8 L IS USM
この記事では、「大三元とは何なのか?」という基本から、Canon RFレンズの3本それぞれの特徴やおすすめの撮影ジャンル、中古で購入するときのポイントまで分かりやすく紹介します。
大三元レンズとは?
大三元レンズとは、一般的に広角・標準・望遠の3本をF2.8通しのズームレンズで揃えたレンズシステムのことです。
代表的な焦点距離は、
- 広角ズーム:14-24mm、15-35mmなど
- 標準ズーム:24-70mm
- 望遠ズーム:70-200mm
という組み合わせです。
3本を揃えることで、風景・建築・スナップからポートレート、スポーツ、イベント撮影まで、非常に幅広い撮影に対応できます。
3本すべてでF2.8という明るい開放F値を使用できることも大きな特徴です。
なぜ「大三元」と呼ばれるの?
「大三元」という名称は、麻雀の役満である「大三元」に由来するカメラ用語です。
広角・標準・望遠という3本の重要なズームレンズを揃えることから、カメラの世界では「大三元」と呼ばれるようになりました。
メーカーによって焦点距離は多少異なりますが、基本的にはF2.8通しの広角・標準・望遠ズーム3本という考え方です。
Canon RFの大三元レンズ
CanonのRFマウントでは、以下の3本が大三元の基本となります。
| 種類 | レンズ | 主な用途 |
|---|---|---|
| 広角 | RF15-35mm F2.8 L IS USM | 風景・建築・星空・室内 |
| 標準 | RF24-70mm F2.8 L IS USM | 人物・スナップ・商品・イベント |
| 望遠 | RF70-200mm F2.8 L IS USM | ポートレート・スポーツ・イベント |
この3本を揃えると、15mmから200mmまでをF2.8でカバーできます。
RF15-35mm F2.8 L IS USM|広角の大三元
RF15-35mm F2.8 L IS USMは、RF大三元の広角ズームです。
15mmの超広角から35mmまでをカバーするため、風景や建築物、室内撮影など、広い範囲を写したい場面で活躍します。
F2.8という明るさを活かして、夜景や星空などの撮影にも向いています。
また、レンズ内手ブレ補正機構も搭載されているため、広角レンズながら手持ち撮影にも対応しやすいレンズです。
Canonはこのレンズをプロが常用できるメインストリームの広角ズームとして開発しています。
RF24-70mm F2.8 L IS USM|標準の大三元
RF24-70mm F2.8 L IS USMは、大三元の中でも特に使用頻度が高い標準ズームです。
24mmの広角から70mmの中望遠までをカバーするため、1本でさまざまな撮影に対応できます。
人物撮影、スナップ、商品撮影、イベント、旅行など、撮影ジャンルを選ばないことが大きな魅力です。
「とりあえず1本だけ大三元を買うなら?」と考えた場合にも、非常に候補にしやすいレンズです。
CanonはRF15-35mm F2.8 L IS USMとともに、EOS Rシステムのプロ・ハイアマチュア向け大口径ズームとしてRF24-70mm F2.8 L IS USMを発売しました。
RF70-200mm F2.8 L IS USM|望遠の大三元
RF70-200mm F2.8 L IS USMは、大三元の望遠ズームです。
70mmから200mmまでをF2.8でカバーすることで、人物を大きく写したり、遠くの被写体を引き寄せたりすることができます。
特にポートレートとの相性が良いレンズで、背景を大きくぼかした撮影にも向いています。
また、子どもの運動会やスポーツ、ステージ撮影、イベントなどでも活躍します。
RF大三元を揃えるメリット
F2.8で統一できる
大三元最大の魅力の一つが、3本ともF2.8という明るさを持っていることです。
ズームしても開放F値が変わらないため、露出設定を維持しやすく、暗い場所でもシャッタースピードを確保しやすくなります。
F2.8を活かした大きなボケを楽しめるのも魅力です。
レンズ交換で幅広い撮影に対応できる
15-35mm、24-70mm、70-200mmの3本があれば、広角から望遠まで幅広い焦点距離をカバーできます。
風景は広角、人物は標準、運動会は望遠というように、撮影する被写体に合わせてレンズを交換できます。
高い描写性能を期待できる
大三元レンズは、各メーカーの高性能ズームとして位置付けられることが多く、Canon RFシリーズではLレンズとして展開されています。
高い解像感やボケ、逆光への対応など、さまざまな撮影条件で高い描写性能を発揮できることが魅力です。
RF大三元のデメリット
大きく重くなりやすい
F2.8の明るさと高い光学性能を実現するため、一般的な標準ズームなどと比べると大きく重くなります。
3本すべてを持ち歩くと、それなりの重量になります。
旅行や日常撮影では、あえてF4クラスや小型ズームを選択するのも一つの方法です。
価格が高い
大三元レンズは各メーカーの高性能レンズに位置付けられるため、3本すべてを新品で揃えると大きな出費になります。
そこで注目したいのが中古レンズです。
RFレンズは中古市場にも流通しているため、状態の良い中古品を探すことで、大三元を現実的な選択肢にすることができます。
RF大三元は中古で揃えるのもおすすめ
「大三元を使ってみたいけど、新品では高い」と感じる場合は、中古レンズもチェックしてみましょう。
特にレンズはカメラ本体と違って、世代が変わっても長く使いやすいのが魅力です。
中古品を選ぶ場合は、以下のポイントを確認しましょう。
- レンズ内部のカビやクモリ
- 前玉・後玉の傷
- レンズ外装の傷
- ズームリング・フォーカスリングの動作
- AFの動作
- 手ブレ補正の動作
- 付属品の有無
特に中古レンズでは、「安いから買う」のではなく、レンズの状態を確認して選ぶことが重要です。
まとめ
Canon RFマウントの大三元レンズは、
- RF15-35mm F2.8 L IS USM:広角
- RF24-70mm F2.8 L IS USM:標準
- RF70-200mm F2.8 L IS USM:望遠
という3本が基本となります。
3本すべてをF2.8で揃えることで、広角から望遠まで高い描写性能と明るさを活かした撮影が可能になります。
一方で、3本すべてを揃える必要はありません。
まずは自分が最もよく撮影するジャンルに合った1本を選び、必要に応じて2本、3本と増やしていくのがおすすめです。
また、RF大三元は中古市場でも探すことができるため、中古の状態の良いレンズを狙うのも一つの方法です。






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