イチネンケミカルズの潤滑剤全種類を紹介!用途と違いを徹底解説

イチネンケミカルズの潤滑剤のまとめ 工具

イチネンケミカルズは、自動車整備や機械のメンテナンスに使われるケミカル製品を幅広く展開しています。

なかでもNXシリーズには、潤滑・浸透・防錆など、さまざまな用途に対応する製品があります。

しかし、製品名だけでは違いが分かりにくいものもあります。

そこで今回は、イチネンケミカルズのNXシリーズから、潤滑作業に関連する製品を用途別に紹介します。

それぞれの特徴を比較し、自分の作業に合った製品を選んでみてください。

1. NXシリーズの潤滑剤一覧と選び方

まずは、主な製品と用途を一覧で確認しましょう。

商品名品番主な用途・特徴
NX20 ハイグリース000020グリースによる潤滑
NX22 モリアタック000022二硫化モリブデンによる摺動部の潤滑
NX23 ブレーキラバーグリース000023ブレーキ関連のゴム部品のメンテナンス
NX25 シリコーングリース000025シリコーン系グリースによる潤滑
NX26 シリコーングリーススプレー000026スプレータイプのシリコーングリース
NX28 ディスクパッドグリース000028ディスクブレーキ関連のメンテナンス
NX29 高粘着消音グリース000029高い粘着性を生かした潤滑・消音
NX30 高粘着消音グリーススプレー000030スプレータイプの高粘着消音グリース
NX31 ジェットルーブ000031長期間の潤滑や防錆
NX33 ペネトン000033サビついたボルトやナットの浸透潤滑
NX35 ブレーキメンテナンスグリース000035ブレーキ関連のメンテナンス
NX512 チェーングリース00512チェーンの潤滑

2. イチネンケミカルズのNXシリーズ各製品を紹介

NX20 ハイグリース|品番:000020

NX20 ハイグリースは、グリースによる潤滑を目的とした製品です。

一般的な潤滑スプレーとは異なり、グリースタイプは対象部分に潤滑剤をとどめておきたい場合に適しています。

使用する場所や必要な潤滑性能を確認し、用途に合っているか判断しましょう。

  • グリースタイプの潤滑剤
  • 潤滑を必要とする部品のメンテナンスに使用
  • 使用箇所に適したグリースを選ぶことが重要

NX22 モリアタック|品番:000022

NX22 モリアタックは、二硫化モリブデンを使用したペーストスプレーです。

二硫化モリブデンは、摩擦や摩耗を抑える目的で使用される固体潤滑剤です。

自動車のスプラインやベアリングなど、摺動部の潤滑や、摩耗・焼付き・かじり付きの防止を目的とした作業に使われます。

一般的な浸透潤滑剤とは用途が異なり、組み付け時などに潤滑性を確保したい場合に向いています。

  • 二硫化モリブデンを使用
  • 摺動部の潤滑に対応
  • 摩耗や焼付き、かじり付きの防止を目的とした作業に適する

NX23 ブレーキラバーグリース|品番:000023

NX23 ブレーキラバーグリースは、ブレーキ関連のゴム部品のメンテナンスに使用するグリースです。

ブレーキ周辺には、ゴム製の部品やシール類が使用されています。

こうした部品には、一般的な潤滑スプレーを使うのではなく、部品の材質やメーカーの指定に適合した専用品を選ぶことが重要です。

  • ブレーキ関連のゴム部品に使用するグリース
  • ゴム部品への適合性を確認して使用する
  • ブレーキ部品の指定や整備手順に従うことが重要

NX25 シリコーングリース|品番:000025

NX25 シリコーングリースは、シリコーン系のグリースです。

シリコーン系の潤滑剤は、ゴムや樹脂などの部品に使用されることがあります。

ただし、すべてのゴム・樹脂に使用できるわけではありません。

材質や用途によって適合性が異なるため、対象部品の仕様と製品の使用条件を確認してから使いましょう。

  • シリコーン系グリース
  • ゴム・樹脂部品などの潤滑用途で検討できる
  • 使用する材質との適合性を確認する

NX26 シリコーングリーススプレー|品番:000026

NX26 シリコーングリーススプレーは、シリコーン系グリースをスプレーで塗布できる製品です。

グリースを塗りたい場所が狭い場合や、手作業で塗布しにくい場所では、スプレータイプが便利なことがあります。

一方で、周囲に飛散する可能性もあるため、塗布したくない場所を保護してから作業すると安心です。

  • スプレータイプのシリコーングリース
  • 塗布しにくい場所への作業性を考慮して選べる
  • ゴム・樹脂などの材質適合性を確認する

NX28 ディスクパッドグリース|品番:000028

NX28 ディスクパッドグリースは、ディスクブレーキ関連のメンテナンスに使用するグリースです。

ブレーキ周辺では、部品の接触部分や作動部分に適したケミカルを選ぶ必要があります。

ただし、ブレーキの摩擦面にグリースが付着すると、制動力の低下につながるおそれがあります。

使用箇所や塗布量は、製品の説明と整備手順に従ってください。

  • ディスクブレーキ関連のメンテナンス用
  • 指定された箇所に適切な量を使用する
  • パッドやローターなどの摩擦面には付着させない

NX29 高粘着消音グリース|品番:000029

NX29 高粘着消音グリースは、粘着性を生かした潤滑・消音用途のグリースです。

潤滑剤は、摩擦を減らすだけでなく、部品同士の接触によって発生する音を抑える目的で使用されることもあります。

高粘着タイプは、潤滑剤がとどまることを重視したい箇所で選択肢になります。

  • 高粘着タイプのグリース
  • 潤滑や消音を目的とした用途に対応
  • 使用箇所に適した粘度や性能を確認する

NX30 高粘着消音グリーススプレー|品番:000030

NX30 高粘着消音グリーススプレーは、高粘着消音グリースをスプレーで塗布できるタイプです。

グリースを使いたいものの、手作業では塗りにくい箇所などで検討できます。

NX29との違いは、製品名にあるとおり、スプレータイプであることです。

ただし、塗布したい場所や必要な量によって使いやすさは変わります。

  • 高粘着消音グリースのスプレータイプ
  • 塗布作業のしやすさを重視したい場合に検討できる
  • 飛散や周辺部品への付着に注意する

NX31 ジェットルーブ|品番:000031

NX31 ジェットルーブは、粘質オイル状の潤滑・防錆剤です。

製品の特徴は、対象部分に付着しやすく、潤滑や防錆の効果を持続させたい箇所に適していることです。

ドアヒンジやペダル、チェーン、ワイヤーなど、潤滑剤が流れ落ちやすい場所や、長期間の潤滑を考えたい場所で検討できます。

サビついたボルトを緩めることを主な目的とする製品とは、役割が異なります。

  • 粘質オイル状の潤滑・防錆剤
  • ドアヒンジなどの潤滑に適する
  • 長期間の潤滑や防錆を考えたい場合に便利

NX33 ペネトン|品番:000033

NX33 ペネトンは、浸透性を重視した潤滑剤です。

サビによって固着したボルトやナットに浸透させ、取り外しを助ける目的で使用します。

自動車整備では、排気系部品など、サビによってボルトが固着している場面で活躍します。

シリコーンオイルを含まないことも特徴です。
鈑金塗装作業では、シリコーンによる塗装への影響を避けたい場合に、製品の適合性を確認したうえで選択肢になります。

  • 浸透性を重視した潤滑剤
  • サビついたボルトやナットの取り外しに使用
  • 分解・整備・修理時の潤滑にも対応
  • 塗装系工場での使用可能

NX35 ブレーキメンテナンスグリース|品番:000035

NX35 ブレーキメンテナンスグリースは、ブレーキ関連の整備に使用するグリースです。

ブレーキ周辺には、ゴム部品や摺動部分など、異なる性質の部品があります。

そのため、ブレーキ用のグリースを選ぶ際は、製品の用途と整備対象の部品が適合しているか確認することが大切です。

ブレーキの摩擦面にグリースが付着しないよう、塗布箇所にも注意しましょう。

  • ブレーキ関連のメンテナンス用グリース
  • 対象部品との適合性を確認して使用する
  • 製品の指定用途と整備手順を守る

NX512 チェーングリース|品番:00512

NX512 チェーングリースは、チェーンの潤滑を目的とした製品です。

チェーンは、使用するうちに摩擦や摩耗が発生するため、適切なメンテナンスが必要です。

一般的な潤滑スプレーではなく、チェーン用途に合わせた製品を使用することで、用途に合った潤滑を行いやすくなります。

バイクなどのシールチェーンに使用する場合は、シールへの適合性を確認し、製品の指示に従ってください。

  • チェーンの潤滑用
  • チェーンの種類に適した製品選びが重要
  • シールチェーンでは適合性を確認する

3. NXシリーズの潤滑剤を選ぶときの注意点

イチネンケミカルズの潤滑剤は、それぞれ特徴や用途が異なります。

購入する際は、商品名だけで判断せず、次のポイントを確認しましょう。

浸透性と持続性を区別する

サビついたボルトを緩める場合は、浸透性を重視した製品が候補になります。

一方、ドアヒンジやチェーンなど、潤滑を長持ちさせたい場所では、潤滑剤の粘度や付着性も重要です。

固着を解消したいのか、潤滑を持続させたいのか。
この違いを意識すると、製品を選びやすくなります。

オイルとグリースを使い分ける

オイルタイプは、細かな部分へ浸透させたい場合などに向いています。

グリースタイプは、対象部分に潤滑剤をとどめたい場合などに検討できます。

ただし、すべての部品に同じ潤滑剤が使えるわけではありません。
部品の構造や材質、使用温度などを確認して選びましょう。

ゴムや樹脂への使用は慎重に

潤滑剤の種類によっては、ゴムや樹脂に影響を与える場合があります。

特に自動車整備では、シール類や樹脂部品が使われているため注意が必要です。

対象部品に使用できる製品かどうか、メーカーの説明を確認してください。

ブレーキ関連では使用箇所を厳守する

ブレーキ用グリースであっても、どこにでも塗布してよいわけではありません。

ブレーキパッドやディスクローターなどの摩擦面にグリースが付着すると、制動力の低下につながるおそれがあります。

製品の指定用途と整備手順に従い、必要な箇所に適切な量を使用しましょう。

まとめ

イチネンケミカルズのNXシリーズには、浸透潤滑剤やグリース、チェーン用潤滑剤など、さまざまな製品があります。

それぞれ用途が異なるため、作業内容に合った製品を選ぶことが大切です。

潤滑剤は、作業内容や使用する部品に合わせて使い分けることで、メンテナンスに役立ちます。

購入前にはメーカーの製品情報を確認し、用途に合ったものを選びましょう。

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