2026年9月8日、SIGMAから新しい大口径中望遠レンズ「SIGMA 85mm F1.2 DG | Art」が正式発表されました。
85mmというポートレート撮影で人気の焦点距離に、開放F1.2という圧倒的な明るさを組み合わせた高性能レンズです。
さらに、SIGMAによれば85mm F1.2としてクラス最小・最軽量を実現。Lマウント用・ソニーEマウント用ともに重量は905gとなっています。
この記事では、SIGMA 85mm F1.2 DG | Artの特徴やスペック、どのような撮影に向いているのかを分かりやすく紹介します。
SIGMA 85mm F1.2 DG | Artとは?
SIGMA 85mm F1.2 DG | Artは、フルサイズミラーレスカメラ用に開発された85mm F1.2の大口径中望遠レンズです。
85mmはポートレート撮影で定番の焦点距離ですが、そこにF1.2という非常に明るい開放F値を組み合わせています。
F1.2ならではの浅い被写界深度によって、人物を背景から大きく浮かび上がらせるような撮影が可能です。
SIGMAは本レンズについて、開放F1.2から高い光学性能を発揮しながら、携帯性も両立したモデルとしています。
発売日と対応マウント
SIGMA 85mm F1.2 DG | Artの発売日は2026年9月30日(水)です。
対応するマウントは、
- Lマウント
- ソニーEマウント
となっています。
SIGMA公式オンラインショップでは、9月10日(木)10時から予約受付が開始されます。価格はオープンプライスです。
SIGMA 85mm F1.2 DGの主なスペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 製品名 | SIGMA 85mm F1.2 DG | Art |
| 焦点距離 | 85mm |
| 開放F値 | F1.2 |
| 対応マウント | Lマウント・ソニーEマウント |
| 対応センサー | フルサイズ |
| レンズ構成 | 12群17枚 |
| 絞り羽根 | 13枚(円形絞り) |
| 最小絞り | F16 |
| 最短撮影距離 | 84cm |
| 最大撮影倍率 | 1:8.9 |
| フィルター径 | 82mm |
| 最大径 | φ87.2mm |
| 全長 | L:約119.7mm/E:約121.7mm |
| 質量 | 905g |
レンズ構成は12群17枚で、SLDガラス2枚と非球面レンズ3枚を採用しています。絞り羽根は13枚の円形絞りです。
SIGMA 85mm F1.2 DG | Art の特徴
SIGMA 85mm F1.2 DGの最大の魅力は、やはり85mm+F1.2という組み合わせです。
85mmは人物を自然な距離感で撮影しやすく、F1.2まで開くことで非常に浅い被写界深度を作り出せます。
人物の顔や目にピントを合わせながら、背景を大きくぼかすことで、被写体を強調した写真を撮影できます。
さらに13枚の絞り羽根を採用しており、SIGMAは自然で美しいボケ描写を特徴として挙げています。色づきや二線ボケを抑えたボケを目指した設計もポイントです。
F1.2でも高い解像力を実現
F1.2のレンズというと、開放では描写が甘くなるのではないかと考える人もいるかもしれません。
しかしSIGMA 85mm F1.2 DGは、開放F1.2から高い解像力を発揮することを目指して設計されています。
2枚のSLDガラスや3枚の非球面レンズなどを採用し、大口径レンズで発生しやすい軸上色収差や球面収差、サジタルコマフレアなどを補正しています。
「F1.2の大きなボケ」と「開放からの高い解像力」を両立させていることが、このレンズの大きな魅力です。
85mm F1.2としてクラス最小・最軽量
大口径85mm F1.2レンズの弱点になりやすいのが、大きさと重量です。
そこでSIGMAが力を入れたのが小型・軽量化です。
SIGMAによれば、85mm F1.2としてクラス最小・最軽量を実現しており、重量は905gです。
1kgを切る重量に抑えられているため、F1.2の大口径レンズとしては持ち歩きやすい部類に入ります。
特にポートレート撮影やウェディングなど、長時間カメラを持ち歩く撮影では、この軽量化が大きなメリットになります。
デュアルHLAによる高速・静粛AF
SIGMA 85mm F1.2 DGにはデュアルHLA(High-response Linear Actuator)が採用されています。
2つのフォーカス群を駆動することで、高速かつ静粛なオートフォーカスを実現しています。
F1.2では被写界深度が非常に浅くなるため、AF性能は重要なポイントです。
SIGMAは静止画だけでなく動画撮影でも確かな追従性能を発揮するとしています。
ポートレートだけでなく動画撮影にも対応
85mm F1.2と聞くと、ポートレート専用レンズのように感じるかもしれません。
しかしSIGMA 85mm F1.2 DGは、動画撮影も意識した設計になっています。
フォーカスブリージングを抑えた光学設計を採用しており、フォーカシングによる画角変化を抑えています。
そのため、
- シネマティックな映像
- ウェディングムービー
- インタビュー
- 人物動画
- ミュージックビデオ
などにも活用できます。
プロ向けの操作性も充実
SIGMA 85mm F1.2 DGは、撮影現場での操作性にも配慮されています。
任意の機能を割り当てられるAFLボタンを2つ搭載。
さらに絞りリングや絞りリングのロックスイッチ、絞りリングのクリックを切り替えられるクリックスイッチも搭載しています。
静止画だけでなく、動画撮影を行うユーザーにも使いやすい設計です。
防塵防滴構造と撥水防汚コート
屋外で人物撮影を行う場合、レンズの耐候性も重要です。
SIGMA 85mm F1.2 DGは、防塵・防滴に配慮した構造を採用しています。
さらにレンズ最前面には撥水防汚コートを施しています。
ただし、防水構造ではないため、水辺や雨天で大量の水がかかる環境では注意が必要です。
SIGMA 85mm F1.2 DGはこんな撮影におすすめ
ポートレート
最も相性が良いのがポートレートです。
85mmの自然な圧縮感とF1.2の大きなボケによって、人物を背景から美しく浮かび上がらせることができます。
ウェディング
ウェディング撮影でも85mmは使いやすい焦点距離です。
新郎新婦の表情を自然な距離から撮影したり、背景を大きくぼかして印象的な写真を撮ったりできます。
ファッション撮影
モデル撮影やファッション撮影にも向いています。
F1.2による浅い被写界深度を活かせば、背景を整理しながら被写体の存在感を強調できます。
映像・動画撮影
フォーカスブリージングを抑えた設計とデュアルHLAによるAFにより、動画撮影にも対応しやすいレンズです。
SIGMA F1.2 Artシリーズが完成
SIGMA 85mm F1.2 DGの登場によって、SIGMAのF1.2 Artシリーズが3本揃いました。
| 焦点距離 | レンズ | 特徴 |
|---|---|---|
| 35mm | 35mm F1.2 DG II | Art | 広角・スナップ・環境ポートレート |
| 50mm | 50mm F1.2 DG DN | Art | 標準・ポートレート・スナップ |
| 85mm | 85mm F1.2 DG | Art | ポートレート・ウェディング |
35mm、50mm、85mmという、非常に使いやすい3つの焦点距離をすべてF1.2で揃えられることになります。
SIGMAも今回の85mm F1.2 DGの登場によって、F1.2 Artシリーズのフルラインアップが完成したとしています。
まとめ|SIGMA 85mm F1.2 DGは新世代の85mm F1.2
SIGMA 85mm F1.2 DG | Artは、2026年9月30日に発売される新しい大口径中望遠レンズです。
85mm F1.2というスペックだけを見ると大型レンズを想像しますが、SIGMAは905gという軽量ボディに仕上げています。
さらに、開放F1.2からの高い解像力、美しいボケ、デュアルHLAによる高速AF、フォーカスブリージングを抑えた設計、防塵・防滴に配慮した構造など、プロフェッショナルな撮影にも対応できる性能を備えています。
特にポートレートやウェディング、ファッション撮影など、「85mm F1.2だからこそ撮れる写真」を求める人にとって、非常に気になる一本になりそうです。
今後は実際の作例やAF性能、ボケの描写などが注目されるレンズです。
商品のリンク
SIGMA 35mm F1.2 DG II | Art
SIGMA 50mm F1.2 DG DN | Art
SIGMA 85mm F1.2 DG | Art
発売日:2026年9月30日
対応マウント:Lマウント・ソニーEマウント
予約開始:2026年9月10日10時~





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