庭木の手入れやガーデニングを始めるとき、まず揃えておきたい道具のひとつが「剪定鋏」です。
しかし、いざ購入しようとすると、ホームセンターやAmazonには数多くの商品があります。
剪定鋏は、見た目が似ていても、サイズや重量、刃の材質、切断能力、グリップの形状などに違いがあります。
そこでこの記事では、初めて剪定鋏を購入する人に向けて、人気メーカーの定番モデルを比較し、おすすめの剪定鋏を紹介します。
初めての剪定鋏なら200mm前後がおすすめ
初めて剪定鋏を購入するなら、200mm前後のスタンダードタイプがおすすめです。
一般的な庭木の剪定では、このくらいのサイズが扱いやすく、細めの枝からある程度太い枝まで幅広く対応できます。
今回紹介するモデルも、ほとんどが200mm前後です。
ただし、手の大きさや用途によって適したサイズは変わります。
手が小さい人なら180mm前後、手が大きい人や太めの枝を切ることが多い人なら220mm前後という選び方もあります。
初心者におすすめの剪定鋏6選
今回、比較するのはこちらの6モデルです。
| メーカー | モデル | サイズ | 重量 | 特徴 | 価格目安 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 岡恒 | No.103 | 約202mm | 約230g | 定番・耐久性 | 約3,000円 | ★★★★★ |
| アルス | VS-8Z | 200mm | 約220g | バランス・替刃 | 約3,500円 | ★★★★★ |
| サボテン | No.1255 | 約205mm | 約210g | コスパ・フッ素加工 | 約1,600円 | ★★★★★ |
| 近与 | 日本製 手打ち剪定鋏 | 約205mm | 約230g | 日本製・手打ち | 約2,000円台 | ★★★★☆ |
| 近正 | PS-20R | 200mm | 約160g | 軽量 | 約4,000~5,000円 | ★★★★☆ |
| 豊稔企販 | 光山作 | 約200mm | モデルによる | 本格派・鍛造 | 約1万円~ | ★★★★☆ |
※価格は執筆時点のAmazon価格を基準とした目安です。
剪定鋏の選び方
サイズは200mm前後を基準にする
剪定鋏は180~220mm程度のものが多く販売されています。
初心者なら、まず200mm前後から選んでみましょう。
200mm前後は大きすぎず小さすぎず、庭木の剪定に使いやすいサイズです。
また、サイズだけでなく自分の手の大きさに合っているかも重要です。
実際に握ったとき、鋏を無理なく開閉できるものを選びましょう。
重量は重要
剪定鋏は、枝を1本切ったら終わりという道具ではありません。
庭木の剪定では、何十回、場合によっては何百回も鋏を開閉します。
そのため、長時間使う場合は重量が手の疲れにつながります。
「軽ければ必ず良い」というわけではありませんが、長時間作業する人は重量にも注目しましょう。

切断できる枝の太さを確認する
剪定鋏には、それぞれ切断能力の目安があります。
例えばアルス VS-8Zは、生木で直径15mm程度が剪定目安です。
一方、サボテン No.1255は20mmまでの生木に対応しています。
ただし、剪定鋏で無理に太い枝を切るのはおすすめしません。
太い枝には、太枝切鋏や剪定鋸、ノコギリなどを使い分けましょう。

替刃があるか確認する
剪定鋏は長く使っていると、刃が摩耗します。そこで重要なのが「替刃」です。
替刃が用意されているモデルなら、本体を買い替えずに刃を交換できます。
「数年使って買い替える」のではなく、メンテナンスしながら長く使いたい人は替刃の有無も確認しておきましょう。

各メーカーの剪定鋏を紹介
岡恒 No.103|剪定鋏の定番モデル
岡恒 No.103の基本スペック
- 全長:約202mm
- 重量:約230g
- サイズ:200mmクラス
- 用途:庭木・果樹など
- 価格:約3,000円前後
岡恒 No.103の特徴
剪定鋏と聞いて、多くの人が思い浮かべるメーカーのひとつが岡恒です。
その代表モデルがNo.103。
全長約202mm、重量約230gというスタンダードなサイズで、庭木や果樹の剪定など幅広く使えます。
赤と白の特徴的なグリップも、岡恒の剪定鋏を象徴するデザインです。
シンプルな構造で、余計な機能を追加するのではなく、剪定鋏としての基本性能を重視しています
岡恒 No.103はこんな人におすすめ
- 定番の剪定鋏が欲しい
- 長く使える道具が欲しい
- シンプルな道具が好き
- 切れ味を重視したい
アルス VS-8Z|初心者におすすめのバランス型
アルス VS-8Zの基本スペック
- 全長:200mm
- 重量:約220g
- 刃長:約54mm
- 生木15mm程度が目安
- 替刃対応有
- 価格:約3,500円前後
アルス VS-8Zの特徴
岡恒と並んで人気が高いのが、アルスコーポレーションの剪定鋏です。
今回おすすめするのはVS-8Z。
全長200mm、重量約220gという扱いやすいサイズです。
アルスのVSシリーズには、180mmのVS-7Z、200mmのVS-8Z、227mmのVS-9Zなどがあり、自分の手の大きさに合わせて選びやすいのも特徴です。
VS-8Zは、サイズ・重量・グリップ・メンテナンス性などのバランスが良いモデルです。
特に初心者にとって嬉しいのが、替刃が用意されていること。
長く使い続けたい人にも向いています。
アルス VS-8Zはこんな人におすすめ
- 初めて剪定鋏を買う
- バランスの良いモデルが欲しい
- 長く使いたい
- 替刃に対応したモデルが欲しい
サボテン No.1255|コスパ重視ならこれ
サボテン No.1255の基本スペック
- 全長:約205mm
- 重量:約210g
- 切断能力:生木20mm
- フッ素加工
- プロタイプ
- 価格:約1,600円前後
サボテン No.1255の特徴
できるだけ価格を抑えながら、しっかりした剪定鋏を選びたいなら、サボテン No.1255が候補になります。
全長約205mm、重量約210g。
20mmまでの生木に対応しているのも特徴です。
さらにフッ素加工が施されており、ヤニやサビへの対策もされています。最大の魅力は価格と性能のバランスです。
サボテン No.1255はこんな人におすすめ
- できるだけ安く買いたい
- 初めて剪定鋏を使う
- コストパフォーマンスを重視したい
- 庭木の剪定が中心
近与 日本製 手打ち剪定鋏|日本製の本格派を手頃な価格で
近与 日本製 手打ち剪定鋏の基本スペック
- 全長:約205mm
- 重量:約230g
- 生木切断能力:約15mm
- 高炭素刃物鋼
- 日本製
- 手打ち仕上げ
- 価格:約2,000円台
近与 日本製 手打ち剪定鋏の特徴
近与の魅力は、比較的手頃な価格で日本製の手打ち剪定鋏を選べるところ。
「日本製の刃物を使ってみたいけれど、高価なものは手が出しにくい」という人にとって、面白い選択肢です。
近与の剪定鋏は、現代的な軽量剪定鋏とは違い、昔ながらの刃物らしさを感じられるモデルです。
近与 日本製 手打ち剪定鋏はこんな人におすすめ
- 日本製の道具が欲しい
- 手打ちの刃物に興味がある
- 昔ながらの道具が好き
- コストを抑えながら本格的な剪定鋏を使いたい
近正 PS-20R|軽さを重視するならこれ
近正 PS-20Rの基本スペック
- 全長:200mm
- 重量:約160g
- 刃長:約50mm
- 高級炭素刃物工具鋼
- ガラス入り樹脂グリップ
- 価格:約4,000~5,000円前後
近正 PS-20Rの特徴
軽量な剪定鋏を探しているなら、近正のPS-20Rがおすすめです。
最大の特徴は約160gという軽さ。
今回比較した200mmクラスの中では特に軽量です。
剪定作業を長時間行う人にとって、重量は非常に重要なポイントになります。
近正 PS-20Rはこんな人におすすめ
- 軽い剪定鋏が欲しい
- 長時間作業する
- 手への負担を減らしたい
- 軽量な道具が好き
豊稔光山作|本格的な剪定鋏を選びたい人へ
豊稔光山作の特徴
最後に紹介するのが、豊稔企販の豊稔光山作です。
今回紹介する中では、最も「本格的な道具」という方向性が強いメーカーです。
昔ながらの鍛造による刃物を好む人や、職人向けの道具を使いたい人に向いています。
豊稔光山作はこんな人におすすめ
- 本格的な剪定鋏が欲しい
- 職人向けの道具が好き
- 良い刃物を長く使いたい
- 道具そのものにこだわりたい
剪定鋏を長く使うためのお手入れ
せっかく購入した剪定鋏も、手入れをしなければ切れ味が落ちていきます。
使用後のメンテナンスが必要になってきます。

- 枝や葉を取り除く
- 樹液やヤニを拭き取る
- 水分をしっかり拭き取る
- 必要に応じて刃物用オイルを塗る
- 定期的に刃の状態を確認する
という流れでメンテナンスしましょう。
特に樹液やヤニが付いたまま放置するのは避けたいところです。
また、剪定鋏で無理に太い枝を切ることも、刃を傷める原因になります。
まとめ
初めて剪定鋏を購入するときは、種類が多くて迷ってしまいます。
サイズ・重量・切断能力・グリップ・メンテナンス性を確認すれば、自分に合った1本を選びやすくなります。
初めて購入するなら、まずは200mm前後のスタンダードタイプを選ぶのがおすすめです。
剪定鋏は、きちんと手入れすれば長く使える道具です。
価格だけで選ぶのではなく、「これから何年も使いたいと思える1本」を選んでみてください。



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